おでんのルーツ!変わり種具材と地域差!コンビニではいつから?

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食べ物

お出汁がしみた大根に玉子、こんにゃく…具だくさん鍋の代表格「おでん」のルーツが気になりますね。

そこで、おでんのルーツや歴史を簡単に紹介するとともに、日本各地のおでん変わり種や地域差についてもまとめました!

当記事を読むと以下のことが分かります。

  • おでんのルーツ、歴史
  • 日本各地のおでん地域差・変わり種
  • コンビニのレジ横おでんはいつから?

関連記事➟【茶碗蒸しのルーツ!元はどこの国の料理?作った人は?英語でなんていう?】

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おでんのルーツ

おでんのルーツは「田楽(でんがく)」

田楽とは長方形に切った豆腐やこんにゃくを串にさして焼いた料理を表します。

田楽,おでん
田楽

豆腐の田楽は平安時代の終わり頃には存在していた記録があるようです。

宮中(天皇の住む宮殿の中)の女性が田楽のことを「おでんがく」と呼んでいたのが省略されて「おでん」になったと伝えられています。

室町時代には、田楽は気軽に食べられる料理として日本全国に広まりました。

特にこんにゃくは人気で、関西では「煮込み田楽」という昆布出汁で温めたこんにゃくに味噌をつけたものを食べるようになります。

江戸時代になると、醤油の製造が盛んになり庶民の間でも料理によく使うようになります。

江戸の屋台で売られていた田楽は、温めてすぐ出せる醤油ベースの出汁で煮込んだものが、せっかちな江戸っ子に好まれ広まっていったそうです。

ウリボンヌ
ウリボンヌ

これが現在のおでんの原型になったんだね

出し汁がたっぷりとなったおでんは、大正時代に関西に伝わり「関東煮(かんとだき)」と呼ばれます。

関西では濃口醤油の味付けが好まれず、薄口醤油の味付けで出し汁たっぷりのおでんが普及していきます。

たっぷりの出し汁で煮込むおでんは、その手軽さから駄菓子屋や居酒屋などで売られ日本全国で地域の特性を取り入れ独自に変化。

おでんは、1979年にはコンビニのレジ横での販売が開始され、日本の冬にかかせない料理となりました。

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変わり種具材と地域差

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日本全国各地で地域差があるおでん。

全国各地のおでんの特徴と変わり種を紹介します。

北海道

北海道のおでんは、昆布出汁にツブ貝やホタテなど海産物、わらびやふきなどの山菜が入っています。味噌ダレをかけて食べるそうです。

変わり種

わかめ、じゃがいも、しらこ、マフラー(長方形のさつま揚げ)

東北

青森県では「生姜味噌おでん」が食べられています。

すりおろした生姜が入った味噌ダレをおでんの具材につけて食べるのだそうです。

変わり種

ツブ貝、大角天(薄くて大きめのさつま揚げ)、たけのこ、ぼたん焼きちくわ

関東

関東のおでんは、かつお節とこんぶの合わせだしに醤油、みりん、酒を加え、大根、玉子、練り物などの具材を煮込んで作ります。

変わり種

ちくわぶ(関西方面では馴染みのない具材)

東海

静岡県の「静岡おでん」が有名です。

牛すじを醤油などで下ごしらえした際のつゆにかつおだしを加えた黒いつゆで煮込みます。

大根や玉子など具材すべてに串が刺してある。食べる時にダシ粉(イワシや鰹の粉末)や青のりをかけるのも特徴。

変わり種

黒はんぺん

一般的には白いはんぺんですが、魚の皮や骨を丸ごと使用して作られるため灰色になる黒はんぺんが静岡県では定番。

関西

関西のおでんは、昆布と鰹節の出汁に薄口醤油と塩で味をととのえるのであっさりした味わいが特徴。うどんのお出汁と共通していますね。

変わり種

さえずり(鯨の舌)、コロ(鯨の皮)、牛すじ、タコの足

四国

香川県ではうどん店におでんが置いてあることも多いそうです。

お出汁は昆布といりこ、白みそと赤みその2種類のつけダレで食べるのが特徴。

高知県ではかつお節と鶏手羽先のお出汁を使って作ります。

変わり種

じゃこ天、じゃがいも

九州

九州のおでんは鶏の出汁に九州醤油(甘みのある醤油)を加えたコクのある味わいが特徴。

鹿児島県は豚肉の出汁に麦みそを加えて作る「鹿児島風おでん」もあります。

変わり種

餃子巻き(福岡県博多)、キャベツ・おやし(宮崎県都城)

「餃子巻き」は餃子を魚のすり身で包んだもの。「おやし」は大豆のもやしです。

ウリボンヌ
ウリボンヌ

おやしは鹿児島風おでんにも入っているよ

沖縄

沖縄県のおでんはベースはかつお出汁ですが、てびち(豚足)やソーキ(豚のあばら肉)、ソーセージなど豚肉が多く入っているのが特徴。

マスタードをつけて食べるそうです。

変わり種

豚足、豚あばら肉、レタス・チンゲン菜などの葉物野菜

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おでんのコンビニ販売はいつから?

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コンビニのレジ横にホカホカの状態で売られるおでん。

1979年にセブンイレブンが初めて「おでんウォーマー」を開発し、レジ横での販売を始めたそうです。

セブンイレブンは、2001年に具材にロールキャベツを採用しヒットさせました。今では定番になりましたね。

しかし、近年レジ横販売のおでんは減少傾向にあるそう。

新型コロナの流行を機に衛生面を気にするお客さんが増えたことや、人手不足の中でおでんの販売は準備等も含め手間がかかるという理由で、中止する店舗が増えているようです。

ウリボンヌ
ウリボンヌ

家で温めるだけで食べられるチルドタイプのパックおでんはコンビニ各社で販売しているよ

ちなみに、コンビニのレジ横おでんの販売期間は、8月下旬〜9月上旬に開始し4月の中旬頃までが一般的となっています。

しかし、店舗のオーナーが販売期間を決めているのでバラツキがあるそうです。

また、コンビニのおでんは地域に合わせて味付けや具材を変えています。

例えば、沖縄県のファミリーマートには「おでん沖縄そば」があり、おでんのてびちやソーキを乗せれば本格的な沖縄そばになるそうです。

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まとめ

おでんのルーツ、おでんの地域差や変わり種について紹介しました。

コンビニでおでんのレジ横販売を最初に始めたのはセブンイレブンでした。

日本各地の地域差もおもしろいおでん。旅行先ではぜひご当地おでんを楽しみたいですね。


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